初めての転職で知っておきたい中途採用と新卒採用の違い

転職活動を初めて行う際に求人情報を探していると、「新卒採用のみ」「中途採用エントリー受付中」など様々なキーワードを目にすることがあるでしょう。どのような募集に応募すべきか分からないという人も少なくありません。違いを把握すると転職のタイミングが掴めます。

まず、新卒採用とはその年の3月に高校や大学を卒業する学生を対象とした採用枠です。4月入社で新入社員を迎えて、ビジネスマナーなどの基本的な教育を行い、ビジネスマンとして独り立ちさせていきます。これに付随して第二新卒採用というキーワードもあります。こちらは、転職枠として使われることが多いのですが、おおむね大学を卒業して2~3年以内の会社員を対象とした採用枠となります。ある程度ビジネスマナーやスキルを身に着けた20代前半の人を対象としているので、キャリアの再構築がしやすいというメリットがあります。

そして、中途採用という枠は、社会人経験者として大学を卒業してから3年以上の就業経験を持つ人が対象となります。実力やスキルは人それぞれですが、仕事のノウハウや資格等を持っている人や、統率力などのリーダーシップを持っている人などの採用が積極的に行われています。管理職などの上位職で起用して、会社の体制を盤石なものとするといった採用方法が一般的です。

また、ノウハウを持つ人を採用し、新事業を興すためのキーパーソンとすることもあるでしょう。中途採用枠での人材は即戦力として仕事にあたってもらえるメリットがあります。これらの言葉の意味をくみ取り、自身にとってより良い転職になるよう動いていきましょう。